側に‥‥。



「‥‥かったるいなぁ、ったく‥。」


ブツブツ独り言を呟きながら、
いつの間にか眠っていた―――








**********



チュンチュン‥‥‥
チュチュチュ‥‥――――



ありきたりな小鳥の鳴き声が、
まだ薄暗い空に響いて溶け込んでいった。



それと同じように、私の頭の中にも入り込んでくる。



「‥‥‥んん゛〜‥。」


いつもは鳥の鳴き声くらいじゃ起きないのに、
今日は何故か目が覚めた。



時計を見るとまだ六時半過ぎ‥‥。



そしてまだまだ瞼が重い。





「‥‥もっかい寝るかな〜‥‥」



そう思って、ゆっくり目を閉じようとすると



〜♪〜〜♪〜♪〜‥‥


頭のすぐ近くに置いてあったケータイが鳴った。



今ので完全に眠気醒めたし。


うんざりしながらケータイを開いて画面に目をやる。





< 7 / 15 >

この作品をシェア

pagetop