だから雨は嫌いだ
次の日担任から呼び出された。先日の煙草は誰かに見られていたらしい。頭は真っ白になって部活停止処分と1週間の停学、反省文の提出が課され家に帰った。ゆかりも相当落ち込み、夏世は泣いていた。私は放心状態で家まで帰り、親は激怒していた。事実を受け止めきれず、罪悪感でいっぱいで、電話で謝る夏世を責める気にもならなかった。
何がどうなったかなんて考えたくないまま1週間が過ぎ、とりあえず反省文を提出するために登校した。ゆかりや夏世の姿は見えなかった。クラスに行く前に職員室へ行き、担任へ反省文を提出した。
「山本、もう煙草なんか吸うんじゃないぞ。」
そういう担任の手には煙草、説得力にかけた。
「わかっています。もう吸いません。」
「昼休みに西と加賀と一緒に校長室に来い。」
「わかりました。」
私は鞄を手にとり職員室を出た。教室に行く途中でゆかりを見つけたが、ゆかりは死んだ魚みたいな目をしていて話しかけれるような状態ではなかった。
何がどうなったかなんて考えたくないまま1週間が過ぎ、とりあえず反省文を提出するために登校した。ゆかりや夏世の姿は見えなかった。クラスに行く前に職員室へ行き、担任へ反省文を提出した。
「山本、もう煙草なんか吸うんじゃないぞ。」
そういう担任の手には煙草、説得力にかけた。
「わかっています。もう吸いません。」
「昼休みに西と加賀と一緒に校長室に来い。」
「わかりました。」
私は鞄を手にとり職員室を出た。教室に行く途中でゆかりを見つけたが、ゆかりは死んだ魚みたいな目をしていて話しかけれるような状態ではなかった。