サヨウナラ(アイシテルside祐)

「このまま帰ったら、おばさんがまた泣くからウチにおいで」



「泣かせておけばいいし」



「いいからっ!!」



俺は無理やり由梨絵の手を引き家へと押し込んだ。



「祐、こんな時間にどうしたの?えっ?!どなた?」



母さんがパジャマ姿で俺達の前に現われる。



由梨絵が誰かわからないらしい。



確かに突然金髪女を見て由梨絵だとは思えないだろう。
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