虹の架かる橋
まだケンは来てないようだ。


ケンが来るまで、私達は車の中で話しをして居た。


運命について。


「運命って本当にあるのかなぁ〜?」


「運命ねぇ。どうなんだろうね?だけど、俺はどちらかと言うと、信じる…。」


「そっか。」


私も信じたいよ。マサとの運命が良い方向であってほしい…。って。


そんな話しをしている間に聞き覚えのあるエンジン音がした。


段々と近づいてきた。


ケンのヤン車の音だった。


私とマサは顔を見合わせて、「凄い音だね」って笑った。


車を降りてファミレスに入ると、すぐにケンも入って来た。




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