虹の架かる橋
たわいもない話をして、2時間位過ぎてどこかに行く事になった。


どこか?って場所は、私がトイレに言ってる間に決めたらしく、教えてもらえない。


どこだよっ!
気になるじゃんか…。


マサの車をケンの駐車場に停めて、ケンの車で行動した。


まだ行き先は知らない。


ケンの事だからカラオケとか?なんて思った。


暫くするとケンが、「ケイ覚えてる?」と聞いてきた。


「何が?」
私は漠然として、何を「覚えてる?」って聞かれているのか解らなかった。


「ほら…。話…。」


あ…。


頭の中で当てはまった話は、浜松で話した怖い話だった。


だって、目の前に話に出てきた灯台があるんだもん…。


私はあの時、話が怖くて眠れなかった。


本当に怖くて…。


そんな話の場所に今、私は知らない間に連れて来られてる…。


二人とも、ヒドイよ!!



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