虹の架かる橋
時間だ………。
マサが席を立って、手荷物を持ってお店を出る。
私とケンとユリもお店を出た。
向かうのは出国ゲート。
もう、涙が出そうだ。
頑張れケイ!!
何度も何度も自分に言い聞かせて歩いた。
そして、出国ゲートの前。
そこのエスカレーターからマサは行くんだね。
このゲートを潜ってしまったらもう日本じゃないんだよね?
エスカレーターの下はどこの国でもないんだよね?
「ケンとユリ、わざわざ来てくれて有難う。」
マサはケンとユリに別れの挨拶をしてる。
「マサ、戻ってきたら、絶対連絡くれよ!!」
「うん。わかったよ。」
そう言って、今度は私の番になった。
強く抱きしめられた。
そして、真っ直ぐな目で私を見てる。
私もマサを真剣に見た。
「絶対、約束守れよ。行ってきます。」
「うん。行ってらっしゃい。」
そう言ってキスをした。
そして、余韻を残す間もなくマサはゲートを潜ってエスカレーターに乗った。
私は必死でマサを目で追った。
だんだんとマサの身体が見えなくなった。
足が見えなくなり、腰が見えなくなり、肩が見えなくなり、それから頭まで見えなくなった。
マサが席を立って、手荷物を持ってお店を出る。
私とケンとユリもお店を出た。
向かうのは出国ゲート。
もう、涙が出そうだ。
頑張れケイ!!
何度も何度も自分に言い聞かせて歩いた。
そして、出国ゲートの前。
そこのエスカレーターからマサは行くんだね。
このゲートを潜ってしまったらもう日本じゃないんだよね?
エスカレーターの下はどこの国でもないんだよね?
「ケンとユリ、わざわざ来てくれて有難う。」
マサはケンとユリに別れの挨拶をしてる。
「マサ、戻ってきたら、絶対連絡くれよ!!」
「うん。わかったよ。」
そう言って、今度は私の番になった。
強く抱きしめられた。
そして、真っ直ぐな目で私を見てる。
私もマサを真剣に見た。
「絶対、約束守れよ。行ってきます。」
「うん。行ってらっしゃい。」
そう言ってキスをした。
そして、余韻を残す間もなくマサはゲートを潜ってエスカレーターに乗った。
私は必死でマサを目で追った。
だんだんとマサの身体が見えなくなった。
足が見えなくなり、腰が見えなくなり、肩が見えなくなり、それから頭まで見えなくなった。