虹の架かる橋
「タク、私は大丈夫だよ。自殺なんてしない。」


「うん。ケイなら平気だよ。」
タクは、そう言ってくれた。


有難う、タク。


私は本当にマサが好きだから、マサが悲しむ事はしたくないよ。


「今日のケイは泣いてもいいと思うよ?マサだってきっと解ってくれてるよ。」

ケンは私を横目でみながら言った。


タクも頷いてる。


「そうだよね?」


そう言って、一緒にご飯を食べて帰る事にした。


前は、ここからマサの車で帰ったんだよね…。


つい最近の出来事なのに、凄く前の出来事に思えた。


「じゃあね〜。またね!!」
タクと別れて、私達は高速に乗った。


「ねえケイ。今日ケイ独りで大丈夫??」
ユリは心配してくれた。


「うん。大丈夫、有難う。」
私はユリに丁寧にお礼を言った。


本当に、みんなに有難うだね…。


そして、家まで送ってもらって、ケンとユリにバイバイした。


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