虹の架かる橋
「うん。守ってるよ。マサに次に逢う時までにいい女になろう、って頑張ってる。」


私は明るく言った。


「そっか、俺もNZでは、手紙に書いたような生活をしてるよ。ってか、手紙届いた?」


「うん。手紙読んだよ。有難うね。嬉しかったよ。」


「ねぇマサ。」


「うん?」


「毎週、決めた曜日に電話していい?時間も決めて。」


「お金かかるから駄目!!」


「大丈夫。お金は、だからお願い。ね?」


マサはしょうがないなぁ〜って感じで「いいよ。」って返事した。


そして、もう少しで電話が切れてしまいます!って音が鳴った。


「あ!もう切れちゃう…。」



「解った。じゃあ今日と同じ曜日で同じくらいの時間で、電話待ってるよ。また来週はな……。」


ってところで、電話が切れてしまった。


はな……。


話そうね?


かな?


電話した時間は15分弱くらいだった。


早かった……。


もっと話してたかったなぁ〜。


だけど、話せただけで嬉しいよ。


本当に幸せを感じたよ。


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