虹の架かる橋
そして私は完全に立ち直って、食事もきちんと食べれるようになった。


自然の私に戻れた。


マサの事を考えても、寂しいって思ってしまう時もあるけど、落ち込んだりはしなかった。


毎週話せる事が私の幸せに変わったんだ……。




桜のつぼみがはち切れそうになった、3月の終わり。


いつものようにマサに電話をかけた。


相変わらずのマサの声。


私は一週間の報告を、いつものようにして、マサも私に報告する。


そして、いつもとは違う事が起きた。


「今日は、もう一つケイに報告があるんだ。」


「何?何?」


私はマサがNZで、何か良い事でもあったのかな?くらいしか想像していなかった。



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