虹の架かる橋
場所をユタカの家から、シンゴと合流する為に藤沢駅に移した。


私の車にマサが運転して、助手席に私、後部座席にユタカが乗っている。


ユタカに助手席を譲ってあげても良かったけど、後ろに座ったら私は、会話の外に外れてしまう気がしたのでやめた。


私はまだまだ器の小さい人間だなぁ〜って反省。


そしてシンゴが、ユタカと携帯で連絡を取り合って合流した。


車をコインパーキングに停めて居酒屋に向かった。


「私が帰り運転するから、マサは飲んでいいよ!せっかくのプチ同窓会じゃん。」


私はさっきの助手席の事を反省しながら言った。


「マジで?いいの。ごめんねケイ。」
マサは申し訳なさそうなんだか、嬉しそうなんだか?という表情で言った。


私は頷きながら笑顔で返した。


居酒屋では凄い盛り上った。


私はさっきまでの、やや他人行儀の態度も馴染んで、対等に楽しめていた。


ただし、飲物はウーロン茶だけど。


楽しい時間はあっという間に過ぎて行った。


そろそろ帰ると話になり、私はみんなを送るタクシードライバーになった。


まだ運転には自信があまり無いが、頑張って運転している私。


他の3人は楽しそうに会話が弾んでる。


会話に参加しつつも話に耳を傾ける余裕があんまり無かった。





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