虹の架かる橋
「腹減った、早く〜。」と言いながらマサはテレビを付けた。
その後景がなんだか新婚の夫婦に思えて嬉しかった。
自分の家に居るマサは、いつも寂しい私の部屋に存在が浮きだって見えたし、自然に溶け込んだそのその存在が逆に不自然にも見えた。
初めてマサに料理を作ってマズイなんて言われたくないけど自信は無かった。
でも本のとおりに作ったから、そんなに不味くないよね?と自問自答していた。
ご飯をお茶碗に入れて、お味噌汁はあさり汁にした。それを運んで、キッチンに戻り今度は、大きめのお皿に、金目だいの煮付けを盛った。
美味しそうな香りがしたのは、きっとこの煮付けだろうな。
そして小鉢にワカメの酢の物を入れて、それをまたマサの前に運んだ。
「うまそ〜!!」
マサは煮付けを見て私に向かって言った。
「でしょ?」
私はその言葉が嬉しくてニコニコしながら答えた。
それから最後にフライパンの上で焼けている、豚のしょうが焼きを、お皿に移して持って行った。
その後景がなんだか新婚の夫婦に思えて嬉しかった。
自分の家に居るマサは、いつも寂しい私の部屋に存在が浮きだって見えたし、自然に溶け込んだそのその存在が逆に不自然にも見えた。
初めてマサに料理を作ってマズイなんて言われたくないけど自信は無かった。
でも本のとおりに作ったから、そんなに不味くないよね?と自問自答していた。
ご飯をお茶碗に入れて、お味噌汁はあさり汁にした。それを運んで、キッチンに戻り今度は、大きめのお皿に、金目だいの煮付けを盛った。
美味しそうな香りがしたのは、きっとこの煮付けだろうな。
そして小鉢にワカメの酢の物を入れて、それをまたマサの前に運んだ。
「うまそ〜!!」
マサは煮付けを見て私に向かって言った。
「でしょ?」
私はその言葉が嬉しくてニコニコしながら答えた。
それから最後にフライパンの上で焼けている、豚のしょうが焼きを、お皿に移して持って行った。