虹の架かる橋
「うん。俺も。」
とマサは言ってくれた。



マサが素直に、私に対しての気持ちを言ってくれたのは、初めてかもしれない。


そんな風に言ってくれたら、私は嬉しくて余計に涙をこらえるのが大変になった。


そして「いつ日本に帰ってこれそう?」と訊いてみた。


「来月に帰るよ。」
とマサの返事が返ってきた。


「え?いつ?」
私は飛び上がりそうに嬉しくなった。


「うん、まだ決めてないけど、2週間くらいは日本に居ようと思ってる。」
と、またまた嬉しい話だ。


2週間あれば何日かは逢えるだろう、と勝手に予測していた。


「まぁ、飛行機取れたらまた連絡するよ。あんまり長く話せないから切るね。」
と言ってマサは電話を切った。


神様にありがとうを言いたい気分だった。


電話を切ると友達みんな、私の涙を見て、「良かったね」と言ってくれた。




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