虹の架かる橋
最高の誕生日を過ごせた気がする。


大好きな友達に祝ってもらって、マサから電話をもらって……。


私は幸せ者なんだ、と思った。


そしてみんなに「ありがとう。」と言って誕生日パーティーは終了した。


私は一人で部屋を掃除しながら、もうすぐマサに逢えるんだ、と考えるだけで顔がニヤついてしまっている。


この部屋で、私はマサの残像を見ていた頃、この世の終わりなんじゃないか、って位落ち込んでいた。


それが今じゃ、待つ楽しみを知るようになっている。


来月っていつ頃なんだろう?


楽しみで仕方がない。




ねぇ、マサ?


マサも日本に帰ってきて私に逢いたいって思っていてくれてるんだよね?


さっきの言葉、素直に喜んでもいいんだよね……。




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