虹の架かる橋
私は、ミーを許せなかった。


恋愛は個人の自由だし、誰の事は好きになっちゃいけない、なんて規則も無いけど、なんでマサなの?と思うし、マサだけは、私を照らしてくれる太陽だと思っていた。


そのマサも私を捨てて、ミーを選んだんだ…。



その事実を胸に留めながら、私は毎日を過ごし続けているんだ…。


マサの事、嫌いになれたら、どんなにラクなんだろうか…。


だけど、嫌いになんてなれない。


だって今も、前と何も変わらずに私の気持ちは、マサを愛してるから…。


マサと連絡を取ろうと思えば、ユタカに頼めるけど、私はマサに話す勇気が無かったの…。


どう気持ちを伝えればいいかも分からない。


ただ、ずっとあなたを愛しています、と言えたら幸せなのにね…。



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