虹の架かる橋
ユタカは「そっか…。じゃあ今度2人で飲もうな」と言ってくれた。


マサとの時間の思い出を、ユタカとの電話で7〜8分程度しか話してないのに、電話を切った私は、1週間苦しんだ。


逢いたい…。


でも逢えない……。


そう何度も何度も、頭の中で繰り返していた。


ユタカから電話なんて掛かって来なければ、こんな気持ちにはならなかった。


マサへの想いは、5年という年月を経て、思い出になったのではなく私の中で「手の届かない、一番大事な物」に形を変えていたんだね。


どんどん膨らんでいく私の気持ち。


ねぇ、私と同じ世代の女の子はみんなこんなに辛い恋愛をしてるのかな?


恋愛って、楽しいんじゃないの?




私は辛いです。




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