虹の架かる橋
食事の場所は、チェーン店の居酒屋だった。


理由は、注文した物が早く出てくるからだ。


ケンがメニューを見て適当にオーダーした。


本当に行動が早い。


飲物がきて、「お疲れ〜」と言って乾杯した。


私の隣はマサ。


ちゃっかり隣に座ってみた…。


私にしてみれば、行動してるなぁ〜って思う。


今日もマサの事、少しでもいいから知りたいな。


話題が効果測定の話になった。


明日から、マサもタクもケンも効果測定を受けられる日数になった。


「ケイ、今日どうだったの?」
ユリが聞いてきた。


「うん。86点だった。」
マサの方をチラッと見て、「ごめんね。」心の中で謝った。


「ケイ、昨日早く帰って本当に勉強したの?」とタクが笑いまじりで言った。


「うん。したよ。」と答えながら思った。


マサは昨日、私に勉強教える、ってみんなに言って、早く帰ってきたんじゃないんだ…。


私に気を使って、違う理由で、早く帰って来てくれたんだ。


そう思うと嬉しくなった。

またまた心の中で「ありがとう。」って思った。



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