虹の架かる橋
それから、数分してドアの向こうの廊下から、「俺だけど。」と声がした。


急いでドアを開ける私。


マサが私の部屋に来て「泣き虫」と言った。


それが凄く嬉しかった。


マサにまた心配させてしまったけど。


そしてベットに座りながら冷蔵庫に買い置きしていたサワーをマサに差し出した。


「飲みたい気分なんだ。付き合ってよ。」


私は、無理やりマサを付き合わせた。


お酒も結構飲んでほろ酔いになり、私は思い切ってマサに聞いた。


「ねぇマサ。」


「うん?」


「聞きたい事あるから、聞くけどいい?」


「いいよ。」



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