虹の架かる橋
運転してるケンの友達は、今にも寝そうな顔をしてる。


「ね?ケイ、いいでしょ?」


マサが甘えた声を出して言う。


「事故ってもしらないよ! 私の運転、乗りたくないって言ってたクセに。」


私は覚悟を決めて、運転する事にした。


一度、部屋に戻ってサンダルからスニーカーに履き替え、眼鏡とお財布など出かける為に必要な物をかばんに詰めた。


そして、ヤン車に乗り込むが気持ちは重たい。


運転するなんて…。



横須賀までは、ケンの友達が運転して帰った。


私は後ろの席でマサとの会話を楽しんでいた。


本当に逢えるなんて思ってなかったから、神様に有難うって言いたい…。


素敵なクリスマスだね!!


逢えただけで、何にもいらないよ。






サンタさん有難う…。

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