虹の架かる橋
そしてケンの友達が降りて、運転手交代の時間になった。


眼鏡をかけて、シートを合わせる。鏡もよし!!


緊張してる…。


マサもケンも「大丈夫だよ」って言うけど、何が大丈夫なのかが分からない。


私の運転ですよ?


後悔しないね?


そして、ブレーキを踏みギアをDに入れ、ブレーキをアクセルに踏みかえる。


車は少しづつ動いた。


「あ!動いた。」


私は声に出して言った。


「アクセル踏めば動くに決まってるじゃんねー。」


マサが私に突っ込んだ。


「だって今日、車運転するって思わなかったし、教習車となんか違うし。」


「教習車と一緒にしないでくれない?」


ケンが自慢げに言う。


これがいい車みたいだが、私は教習車の方がいい。


だって、横幅も大きいしボンネットも長い気がするし。


運転しにくいよ。


…大きい車って。







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