虹の架かる橋
そして私達は車に乗り込んだ。


もちろん、マサが運転で私が助手席。


ケンは後ろの席でくつろいでいる。


とりあえず、府中を出て私の家に向かった。


ケンは段々と静かになり、後ろの席で寝てしまった。


もう今年も終わりに近づいているせいか、道路はあちらこちらで渋滞している。


なかなか、すんなりと進まない…。


私とマサは、ケンのいびきを聞きながら沢山の話をした。


空はもう真っ暗で、テールランプの赤い光が列になって並んでいた。


そんな中、私達はキスをした。






マサが愛しい…。






そう思った。


こうやってどんどん私はマサを好きになっていく。


あと少しだけ、マサを好きで居てもいいよね?



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