虹の架かる橋
やっとの事で私の家に着いた。


何時間、車に乗って居たんだろう、って思うくらい…。


渋滞恐るべし!!


おかげでマサもかなり疲れたらしく、うちに泊まる事になった。




ケンもね…。




「明日こそ、ケイ起こしてね!」


ケンは、自分で起きようって気が無いのか?


「ケイが起こせなかったら、俺が起こしてやるよ。」
マサが言った。


うちに、マサが居るなんて想像してなかったから、なんだか夢を見てるようだった。


だって浜松を出て、逢えるなんて思ってなかったから。


それが今、目の前でTVゲームをやっている。


私は、マサとケンが対戦ゲームをしてる後ろ姿を見て涙が出た。





こんな時間が続けばいいのに…。





ずっと、ずっと…。


いつ、マサはNZに帰ってしまうの?




日本にこのまま居てよ…。


お願いだから…。




< 88 / 305 >

この作品をシェア

pagetop