虹の架かる橋
「ケンは?ちゃんと試験やってる?」


「うん、ちゃんと間に合ったけど、ちゃんと試験受けてるかはわかんない。教室には入って行ったけど。」


「そっか。受かるといいね。」


「受かってくれなきゃ困る…。だって、ずっと家に泊まられても困るし。」



「だね。」


きっとマサはあの笑顔で話してるんだろうなぁ〜って想像した。


それだけでこっちも顔もニコニコしちゃう。


「じゃあ、ケンに宜しくって言っておいて。それと、明日ドライブしない?」


「え…?いいよ。」
即答した。



しかも、かなり私ったら驚いてます。


だって、浜松を出た時からの私の想像では、こんな事考えられないもん。


「じゃあ時間は、夜にでもまた電話するね。」


そう言ってマサは電話を切った。




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