本当の私を愛して下さい。
実行委員
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「えー、今日は文化祭の実行委員を決める。
はい、後は級長に任せた。」
このやる気のないセルフを発してる人
はい
担任のたけちゃんです。
いっつもこんな感じだから
私達のクラスの級長はどのクラスよりも忙しそう。
「実行委員は男女一名ずつです。
やりたい人いらすか!?」
周りを見渡すと
あれっ!?
誰も手をあげてない。
「じゃあ、誰もいないようなので
くじで決めます。」
私がくじを開くと、
実行委員という文字が視界に広がった。
うん、こうなるだろうなとは感じてたよ。
「はー、俺実行委員かよー!!」
んっ!?
この声は、まさか…
そう思いながら後ろを振り向くと!!
悠里君だ。
おぉー、なんと。
神様ありがとう!!