闇ノ雫



しかし、愛しいあの人は


あの過去があってもなお


自分のことを好きだと言ってくれた




俺の雫を


掬ってくれた




互いに、苦しみ、もがき


そして手にしたのは


闇の奥にある光だった




闇から出ることが出来た俺達には


これからもたくさんの壁が押し寄せるだろう


しかし


もう光を手にすることが出来たのだから


明るい未来を見続けられるだろう──。




「闇ノ雫」-完-
2014/05/20
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