変わり者同盟
「比佐乃(ヒサノ)の弁当、そんなに美味いの?」
ひょこっと後ろから端整な顔が突き出され、そんな声が耳に入った。
―――ドクッ
心臓が、勢いよく跳ねる。
え、え、え!?
「くっ・・・・・・」
久流君!?
――そう。
なぜか、さっきまで自分の席で寝ていたはずの久流君が、私に話しかけてきたんだ。
今は、じぃっと私のお弁当箱の中を物色している。
「・・・・・・・・・っ///」
後ろの席から身を乗り出した久流君の顔が、近い。
視線はお弁当箱の中身だけど、その端整な顔をこんな近くで見るのは、初めてで。
勿論、話しかけられたのも、初めてで。
ありえないほど、心臓がバクバクいい始めた。
き、緊張するっ・・・!!!
久流君は、私の緊張なんか気付かずに、私をじっと見つめた。
餌をねだるときの子犬のような視線を投げかけてくる。
それが意味するところは、一つだと思う。
何度もつばをのみ込み、動揺を隠し、おそるおそる聞く。
「・・・・・・あの・・・お弁当のおかず、食べますか?」
久流君は、至って生真面目に、コクリと頷いた。
ひょこっと後ろから端整な顔が突き出され、そんな声が耳に入った。
―――ドクッ
心臓が、勢いよく跳ねる。
え、え、え!?
「くっ・・・・・・」
久流君!?
――そう。
なぜか、さっきまで自分の席で寝ていたはずの久流君が、私に話しかけてきたんだ。
今は、じぃっと私のお弁当箱の中を物色している。
「・・・・・・・・・っ///」
後ろの席から身を乗り出した久流君の顔が、近い。
視線はお弁当箱の中身だけど、その端整な顔をこんな近くで見るのは、初めてで。
勿論、話しかけられたのも、初めてで。
ありえないほど、心臓がバクバクいい始めた。
き、緊張するっ・・・!!!
久流君は、私の緊張なんか気付かずに、私をじっと見つめた。
餌をねだるときの子犬のような視線を投げかけてくる。
それが意味するところは、一つだと思う。
何度もつばをのみ込み、動揺を隠し、おそるおそる聞く。
「・・・・・・あの・・・お弁当のおかず、食べますか?」
久流君は、至って生真面目に、コクリと頷いた。