変わり者同盟
な、菜子ちゃん、朝から元気だぁ・・・・・・。
「あー!もうっ!!!菜子うるさいっ!」
「だって人間だもん!!!」
「だったらもうちょっと人間らしく大人しくしなさいよっ」
「・・・・・・・・・ちぇっ」
美沙ちゃんがまるでお母さんのようにため息を吐き、菜子ちゃんは唇を尖らせた。
・・・なんか、親子みたい。
思わず微笑みながらも、私は菜子ちゃんに聞く。
「一大事って・・・何かあったの?」
菜子ちゃんはバッと私を見て、即座に深く頷いた。
「うん!冬香、なんか今日ね、すももが久流君に告白するって言ってたんだよ!!!」
・・・・・・・・・え・・・・・・
「こく、はく・・・」
「そう。すももなりのケジメだと思うわ。」
思わず小さく呟けば美沙ちゃんが静かに言う。
ケジメ・・・って、なんのだろう・・・・・・。
疑問に思ったけれど、そんなことを考えている余裕なんかなかった。
すももちゃんが久流君に告白・・・
ぎゅぅっと、無意識にスカートを握り締める。
心の中は、灰色の雲に占領されたかのように、もやもやして・・・鉛を詰め込んだように重い。
すももちゃん、は、可愛くて、男の子にモテて・・・友達もいっぱいいて・・・明るくて・・・・・・
もし、私が男の子で、すももちゃんに告白されたら、いいよって、言うと思う。
―――久流君も・・・やっぱり、いいよって言うんだろうか・・・・・・。
でも、久流君とすももちゃんなら、つり合う。
とっても、お似合いだと思う。
「あー!もうっ!!!菜子うるさいっ!」
「だって人間だもん!!!」
「だったらもうちょっと人間らしく大人しくしなさいよっ」
「・・・・・・・・・ちぇっ」
美沙ちゃんがまるでお母さんのようにため息を吐き、菜子ちゃんは唇を尖らせた。
・・・なんか、親子みたい。
思わず微笑みながらも、私は菜子ちゃんに聞く。
「一大事って・・・何かあったの?」
菜子ちゃんはバッと私を見て、即座に深く頷いた。
「うん!冬香、なんか今日ね、すももが久流君に告白するって言ってたんだよ!!!」
・・・・・・・・・え・・・・・・
「こく、はく・・・」
「そう。すももなりのケジメだと思うわ。」
思わず小さく呟けば美沙ちゃんが静かに言う。
ケジメ・・・って、なんのだろう・・・・・・。
疑問に思ったけれど、そんなことを考えている余裕なんかなかった。
すももちゃんが久流君に告白・・・
ぎゅぅっと、無意識にスカートを握り締める。
心の中は、灰色の雲に占領されたかのように、もやもやして・・・鉛を詰め込んだように重い。
すももちゃん、は、可愛くて、男の子にモテて・・・友達もいっぱいいて・・・明るくて・・・・・・
もし、私が男の子で、すももちゃんに告白されたら、いいよって、言うと思う。
―――久流君も・・・やっぱり、いいよって言うんだろうか・・・・・・。
でも、久流君とすももちゃんなら、つり合う。
とっても、お似合いだと思う。