変わり者同盟
――そして・・・これまでのことをひとしきり喋り終われば。
「・・・・・・冬香、いいのか?」
「え、な、何が?」
眉をひそめた久流君の言葉に、私は首を傾げる。
「簡単に許して、いいのかよ?」
真っ直ぐな瞳と言葉に、私は思わず微笑んだ。
「いいんだ。
だって、言いなりになってたのは私が弱虫だからでもあったんだし。
それに。私は、3人と本当の友達になりたいと思ったから・・・。
温かな繋がりをもちたいと思ったから・・・。」
「そうか・・・。じゃあ、いいんだけど。
でも、俺が断った後、宮部が言ったんだ。
『冬香にあたしに告白されたって、言って。
それで、冬香に振ったかどうか聞かれても、答えないで。』って。
これって、今思うと、意地悪じゃないのか?」
すももちゃんが・・・?
私は、その言葉を聞いて、すぐに首を振った。
「違う・・・違うよ・・・。
きっとすももちゃんは、試したんだよ、私のこと。」
本当に好きなのか。
本当に勇気を出せるのか。
本当に伝えられるのか。
「すももちゃんは・・・久流君のことが好きだったから・・・きっと、気になったんだよ・・・・・・。」
自分の好きな人の隣にいる子が、伝える勇気もない子だったら、嫌だよね。
ましてや、好きじゃないのに隣にいるなんて、考えたくもないよね。
自分本位だけど、自分の認めた子に、隣にいてほしいよね。
そういう、ものだよね。
すももちゃん・・・私、すももちゃんに認められた?
「・・・・・・冬香、いいのか?」
「え、な、何が?」
眉をひそめた久流君の言葉に、私は首を傾げる。
「簡単に許して、いいのかよ?」
真っ直ぐな瞳と言葉に、私は思わず微笑んだ。
「いいんだ。
だって、言いなりになってたのは私が弱虫だからでもあったんだし。
それに。私は、3人と本当の友達になりたいと思ったから・・・。
温かな繋がりをもちたいと思ったから・・・。」
「そうか・・・。じゃあ、いいんだけど。
でも、俺が断った後、宮部が言ったんだ。
『冬香にあたしに告白されたって、言って。
それで、冬香に振ったかどうか聞かれても、答えないで。』って。
これって、今思うと、意地悪じゃないのか?」
すももちゃんが・・・?
私は、その言葉を聞いて、すぐに首を振った。
「違う・・・違うよ・・・。
きっとすももちゃんは、試したんだよ、私のこと。」
本当に好きなのか。
本当に勇気を出せるのか。
本当に伝えられるのか。
「すももちゃんは・・・久流君のことが好きだったから・・・きっと、気になったんだよ・・・・・・。」
自分の好きな人の隣にいる子が、伝える勇気もない子だったら、嫌だよね。
ましてや、好きじゃないのに隣にいるなんて、考えたくもないよね。
自分本位だけど、自分の認めた子に、隣にいてほしいよね。
そういう、ものだよね。
すももちゃん・・・私、すももちゃんに認められた?