変わり者同盟
やっぱり普通に接した方がいいのか?
考え始めた時だった。
『・・・・・・え・・・と・・・・・・・』
困惑したような声が聞こえた。
声がした方を振り向けば、顎より少し下ぐらいの黒髪の女子生徒が立っていた。
明らかに、不審な目で見ている。
・・・俺を。
手には文庫本を持っていた。
昼休みにここに人が来るなんて・・・入学してから、一度もない。
といっても、まだ入学してから一ヶ月くらいしか経ってないけど。
『あの、なんで・・・猫のお面なんて被ってるんですか?』
『仲良くなるため。』
『え?』
『そいつ。』
俺に鋭い視線を向けている黒猫を指差せば、女子生徒は頷いた。
『あ、そういうことでしたか・・・。
・・・・・・お邪魔してすみませんでした。じゃあ・・・。』
彼女はそう言って立ち去ろうとした。
だが、それを許さなかったのは以外にも黒猫だった。
すりすりと、人懐っこそうにその女子生徒の足に頭をこすり付けている。
『・・・・・・え・・・?』
女子生徒は目を見開いた。
当然だろう。
だってソイツはさっきまで俺を威嚇していたんだから。
って、じゃあなんだよ!その反応の差!!!
ソイツ、もしかしてオスで変態だったりするのか!?
彼女もそれを思ったらしく、『ちょっとごめんね』と言って性別確認を始めた。
考え始めた時だった。
『・・・・・・え・・・と・・・・・・・』
困惑したような声が聞こえた。
声がした方を振り向けば、顎より少し下ぐらいの黒髪の女子生徒が立っていた。
明らかに、不審な目で見ている。
・・・俺を。
手には文庫本を持っていた。
昼休みにここに人が来るなんて・・・入学してから、一度もない。
といっても、まだ入学してから一ヶ月くらいしか経ってないけど。
『あの、なんで・・・猫のお面なんて被ってるんですか?』
『仲良くなるため。』
『え?』
『そいつ。』
俺に鋭い視線を向けている黒猫を指差せば、女子生徒は頷いた。
『あ、そういうことでしたか・・・。
・・・・・・お邪魔してすみませんでした。じゃあ・・・。』
彼女はそう言って立ち去ろうとした。
だが、それを許さなかったのは以外にも黒猫だった。
すりすりと、人懐っこそうにその女子生徒の足に頭をこすり付けている。
『・・・・・・え・・・?』
女子生徒は目を見開いた。
当然だろう。
だってソイツはさっきまで俺を威嚇していたんだから。
って、じゃあなんだよ!その反応の差!!!
ソイツ、もしかしてオスで変態だったりするのか!?
彼女もそれを思ったらしく、『ちょっとごめんね』と言って性別確認を始めた。