変わり者同盟
変わり者同盟、が結べたから。
久流君の優しさに触れることができたから。
でも、なんで大切な場所に私を連れて行ってくれたのかは、未だに分からない。
聞こうとした時には、教室の前だったんだ。
休み時間ではあったけど・・・私はすももちゃん達に強制連行されちゃったから、聞けなかった。
『冬香!久流君と遅刻してくるって・・・一体どういうこと!?』
な、なんて言おう・・・と口をパクパクしていたところ、今度は担任の、小野(オノ)先生に呼ばれた。
『おーい、比佐乃、お前もこっち来い。遅刻しただろー!』
ひえぇぇぇ・・・。
岩元先生は30代の男の先生。大雑把で大らか。でも、怒ると怖い。
でも、怒られるかと思いきや、注意を受けただけ。
『いーか!イチャイチャすんのはいいけど、ちゃんと時間は守れ!以上!!!』
・・・というか、誤解されてたんだよね。
慌てて違います、と反論しようと口を開くも『了解ですー』との久流君の声が邪魔をした。
え!?と久流君を見れば・・・半分瞼が落っこちていた・・・。
つまりいうと、半分寝てたんだと思う。
そう理解した時にはすでに岩元先生は、さっさと一時間目のクラスへ行ってしまっていて。
久流君もさっさと自分の席に戻って熟睡し始めた。
・・・・・・・・・小野先生・・・違うんですよ・・・
私は、そう、言いそびれてしまったのだった。
「・・・・・・ハァ・・・」
私はそっとため息を零す。
古文の先生は、雑談大好き。今もなぜか掃除機について熱弁している。
なんで・・・掃除機?
疑問に思いつつも、ため息が聞こえた様子はなかったから、ホッとした。
久流君の優しさに触れることができたから。
でも、なんで大切な場所に私を連れて行ってくれたのかは、未だに分からない。
聞こうとした時には、教室の前だったんだ。
休み時間ではあったけど・・・私はすももちゃん達に強制連行されちゃったから、聞けなかった。
『冬香!久流君と遅刻してくるって・・・一体どういうこと!?』
な、なんて言おう・・・と口をパクパクしていたところ、今度は担任の、小野(オノ)先生に呼ばれた。
『おーい、比佐乃、お前もこっち来い。遅刻しただろー!』
ひえぇぇぇ・・・。
岩元先生は30代の男の先生。大雑把で大らか。でも、怒ると怖い。
でも、怒られるかと思いきや、注意を受けただけ。
『いーか!イチャイチャすんのはいいけど、ちゃんと時間は守れ!以上!!!』
・・・というか、誤解されてたんだよね。
慌てて違います、と反論しようと口を開くも『了解ですー』との久流君の声が邪魔をした。
え!?と久流君を見れば・・・半分瞼が落っこちていた・・・。
つまりいうと、半分寝てたんだと思う。
そう理解した時にはすでに岩元先生は、さっさと一時間目のクラスへ行ってしまっていて。
久流君もさっさと自分の席に戻って熟睡し始めた。
・・・・・・・・・小野先生・・・違うんですよ・・・
私は、そう、言いそびれてしまったのだった。
「・・・・・・ハァ・・・」
私はそっとため息を零す。
古文の先生は、雑談大好き。今もなぜか掃除機について熱弁している。
なんで・・・掃除機?
疑問に思いつつも、ため息が聞こえた様子はなかったから、ホッとした。