変わり者同盟
不可解な彼
確かに今はまだ昼休みだけど・・・
私は、足元に置いてあるお弁当に目を向けた。
まだ、半分以上残っている。
久流君の方のお弁当箱へ目を移せば、綺麗に空っぽになっているのが確認できた。
早いっ・・・!!!
久流君は、私のお弁当箱の中には、未だに半分以上の食べ物が残っていることに気づき、小さく頷いた。
「比佐乃、まだ食べ終わってないんなら、まだ食べてていい。
俺、今から昼寝するから、食べ終わったら起こして。」
久流君はあっさりとそう言った後、すぐに地面に仰向けになった。
クロは、ばさりと久流君の腕から離れ、森の奥の方へと飛び去っていく。
いまいち状況についていけず、おろおろしていると。
「すぅー・・・」
およそ3秒で、安らかな寝息が聞こえてきた。
まさかと思いつつ、仰向けになっている久流君の顔を覗き込めば、案の定、ぐっすりと眠っていた。
・・・・・・・・・早い・・・。
もはや特技だよ。
尊敬の念さえ抱きつつ、私はとりあえず地面に腰を下ろし、お箸を手に取った。
久流君は、私がまだお弁当を食べ終えてなかったから、眠ったんだから、速やかに食べ終えなきゃ!
さっそく青菜の卵和えを口に放り込んだ。
うん、我ながら上手くできてる。
心の中でそっとほくそ笑みながら、私はもぐもぐと口を動かし続けた。
そうして、約10分後には無事にお弁当を食べ終えることができた私は、久流君を起こすべく、立ち上がった。
久流君のすぐ傍まで来て、私ははたと動きを止める。
・・・・・・どうやって起こせばいいの?
だって、まさか、揺り起こすとか――む、無理無理無理!!!!!!
私から久流君に触れるとか、絶対無理だよっ!!!
私は、足元に置いてあるお弁当に目を向けた。
まだ、半分以上残っている。
久流君の方のお弁当箱へ目を移せば、綺麗に空っぽになっているのが確認できた。
早いっ・・・!!!
久流君は、私のお弁当箱の中には、未だに半分以上の食べ物が残っていることに気づき、小さく頷いた。
「比佐乃、まだ食べ終わってないんなら、まだ食べてていい。
俺、今から昼寝するから、食べ終わったら起こして。」
久流君はあっさりとそう言った後、すぐに地面に仰向けになった。
クロは、ばさりと久流君の腕から離れ、森の奥の方へと飛び去っていく。
いまいち状況についていけず、おろおろしていると。
「すぅー・・・」
およそ3秒で、安らかな寝息が聞こえてきた。
まさかと思いつつ、仰向けになっている久流君の顔を覗き込めば、案の定、ぐっすりと眠っていた。
・・・・・・・・・早い・・・。
もはや特技だよ。
尊敬の念さえ抱きつつ、私はとりあえず地面に腰を下ろし、お箸を手に取った。
久流君は、私がまだお弁当を食べ終えてなかったから、眠ったんだから、速やかに食べ終えなきゃ!
さっそく青菜の卵和えを口に放り込んだ。
うん、我ながら上手くできてる。
心の中でそっとほくそ笑みながら、私はもぐもぐと口を動かし続けた。
そうして、約10分後には無事にお弁当を食べ終えることができた私は、久流君を起こすべく、立ち上がった。
久流君のすぐ傍まで来て、私ははたと動きを止める。
・・・・・・どうやって起こせばいいの?
だって、まさか、揺り起こすとか――む、無理無理無理!!!!!!
私から久流君に触れるとか、絶対無理だよっ!!!