変わり者同盟
考え込んでいると、ばさばさとクロがやってきて、私の背中に回った。
怖いのかな・・・?
なんて思っていられたのも束の間。
「いっ!?」
痛いっ!!!
クロは、足で私の背中を押し始めた。しかも、かなりの力。
「クロぉ~?」
涙目になりつつ、クロを見れば、かなりの鋭い視線が。
そして更に強く、私の背中を足で押す。
・・・・・・・・・背中を押すってことは・・・つまり・・・
「行けって、こと?」
「かぁ」
・・・クロって、人の言葉分かるのかな。すごいベストタイミング。
感心しつつも、私はふるふると首を振った。
「む、無理っ・・・痛いっ!!!」
『無理』と、言い終えたが早いか、クロの背中を押す力は激増。
痛い・・・。
視線も鋭い。なんか、“行けっつってんだよ!意気地なし!!!”って、叱咤されてる気分。
なんて思っている間にも、背中を押す力は弱まるどころか、強くなるばかり。
あー・・・もう!
「分かったよ!行くよ!行くから!!!」
私が自棄(ヤケ)気味に言い、歩き出せば、クロは私の背中を開放してくれた。
もう、こうなったら、なんでもどんと来い・・・!!!
私はヤケクソでそう思いながら、部屋の中に入った。
後ろにはクロが飛んでいて、どうやら戻ってこないかを見張ってるみたい。
部屋には、どっかりとパイプイスに座っている大河内さんと、その前にすっくと立っている久流君がいた。
怖いのかな・・・?
なんて思っていられたのも束の間。
「いっ!?」
痛いっ!!!
クロは、足で私の背中を押し始めた。しかも、かなりの力。
「クロぉ~?」
涙目になりつつ、クロを見れば、かなりの鋭い視線が。
そして更に強く、私の背中を足で押す。
・・・・・・・・・背中を押すってことは・・・つまり・・・
「行けって、こと?」
「かぁ」
・・・クロって、人の言葉分かるのかな。すごいベストタイミング。
感心しつつも、私はふるふると首を振った。
「む、無理っ・・・痛いっ!!!」
『無理』と、言い終えたが早いか、クロの背中を押す力は激増。
痛い・・・。
視線も鋭い。なんか、“行けっつってんだよ!意気地なし!!!”って、叱咤されてる気分。
なんて思っている間にも、背中を押す力は弱まるどころか、強くなるばかり。
あー・・・もう!
「分かったよ!行くよ!行くから!!!」
私が自棄(ヤケ)気味に言い、歩き出せば、クロは私の背中を開放してくれた。
もう、こうなったら、なんでもどんと来い・・・!!!
私はヤケクソでそう思いながら、部屋の中に入った。
後ろにはクロが飛んでいて、どうやら戻ってこないかを見張ってるみたい。
部屋には、どっかりとパイプイスに座っている大河内さんと、その前にすっくと立っている久流君がいた。