変わり者同盟
「・・・・・・今までごめん、冬香。」
菜子ちゃんが、静かに言った。
「私も、ごめんね、冬香。」
美沙ちゃんも、静かに言う。
そして、顔を上げた二人は、唇を噛み締めていた。
「あたし、ちょっと、楽しいって思っちゃったんだ・・・。本当に、ごめん、冬香。」
「私も、少し、楽しんじゃったわ・・・ごめんなさい、冬香。」
そして、そろって私を見上げ、真剣な面持ちで必死に言う。
「「すもものこと、許してあげて!!!」」
「勝手な言い分だって分かってる。けど、すもも、根はいい奴なんだ。
その、諸事情があってヒドイことしちゃったけど・・・」
「すももだって反省してる。冬香に悪かったって思ってるし、たぶん自己嫌悪なんかもしてると思う。
いつかきっと謝るとは思うから、すもものこと、許してあげて!」
真っ直ぐな、真っ直ぐすぎる瞳に、胸がぐっと詰まった。
・・・そっか・・・・・・そうだった・・・友達、って、こういう繋がりのことをいうんだった・・・・・・。
相手のために、必死になれる繋がりのことをいうんだった・・・。
忘れていたことがハッキリと心に浮かべば、私は頷く以外に、できることがなかった。
「うん・・・いいよ・・・・・・。」
すももちゃんが、菜子ちゃんが、美沙ちゃんが、羨ましい。
私も・・・本当は、3人と、そういうふうな繋がりを持ちたかった・・・。
「ありがとー冬香ぁ!」
寂しいような切ないような思いに囚われていたら、菜子ちゃんが抱きついてきた。
え、え、え、え、え、え、え!?
あまりのことに体を硬直させれば、菜子ちゃんが抱きつく腕の力を強めた。
「冬香、ありがとうありがとうありがとう!
すももの気持ちの整理がついたら、今度は友達になろう!」
菜子ちゃんが、静かに言った。
「私も、ごめんね、冬香。」
美沙ちゃんも、静かに言う。
そして、顔を上げた二人は、唇を噛み締めていた。
「あたし、ちょっと、楽しいって思っちゃったんだ・・・。本当に、ごめん、冬香。」
「私も、少し、楽しんじゃったわ・・・ごめんなさい、冬香。」
そして、そろって私を見上げ、真剣な面持ちで必死に言う。
「「すもものこと、許してあげて!!!」」
「勝手な言い分だって分かってる。けど、すもも、根はいい奴なんだ。
その、諸事情があってヒドイことしちゃったけど・・・」
「すももだって反省してる。冬香に悪かったって思ってるし、たぶん自己嫌悪なんかもしてると思う。
いつかきっと謝るとは思うから、すもものこと、許してあげて!」
真っ直ぐな、真っ直ぐすぎる瞳に、胸がぐっと詰まった。
・・・そっか・・・・・・そうだった・・・友達、って、こういう繋がりのことをいうんだった・・・・・・。
相手のために、必死になれる繋がりのことをいうんだった・・・。
忘れていたことがハッキリと心に浮かべば、私は頷く以外に、できることがなかった。
「うん・・・いいよ・・・・・・。」
すももちゃんが、菜子ちゃんが、美沙ちゃんが、羨ましい。
私も・・・本当は、3人と、そういうふうな繋がりを持ちたかった・・・。
「ありがとー冬香ぁ!」
寂しいような切ないような思いに囚われていたら、菜子ちゃんが抱きついてきた。
え、え、え、え、え、え、え!?
あまりのことに体を硬直させれば、菜子ちゃんが抱きつく腕の力を強めた。
「冬香、ありがとうありがとうありがとう!
すももの気持ちの整理がついたら、今度は友達になろう!」