風が伝える


「大樹に…無理やり…」

思い出しただけで辛くなる

体が小刻みに震える

「ウソだろ!?」

「…」

「俺が…その傷をなおしてやる」

ムリだよ…そんなの

「俺がお前を…千陽を守る」

そんな事言われたら…



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