風が伝える


それがわかったのか

竹野くんがソファーに座って

横をトントンと叩いた

私は少し離れて座った

「遠くない?」

「そう…かな?」

「もしかして緊張してんの?」

もちろん!なんて言えないから

「あ…」

と、なんとも曖昧な返事をした



< 133 / 195 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop