風が伝える


すると竹野くんが近づいてきた

「え?え?」

焦る私

「千陽はこういう事、始めて?」

「え…あ…うん」

「実は俺も」

びっくりして目を見開いた

竹野くんはそういう経験が豊富

だと思っていたから

「彼女…いたじゃん」

少し小さい声で言った

「あいつは彼女じゃないよ」



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