風が伝える


今まではそれでいいと思ってた

でも、竹野くんは失いたくない

だから…言わなきゃ

自分の気持ち、伝えなきゃ…

大丈夫。勇気も出して…

「わ…たしも…竹野くん…あっ光が…

好き…です」

うつむいていた竹野くん、いや、光が

目を見開きながらこっちを見た

「大好き…です」

そう言うと光は私の頭を撫でてくれた



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