風が伝える


屋上につくと誰かの話し声が聞こえた

「誰か…いるのかな?」

私がそう言うと

光は屋上のドアをゆっくり開けた

するとそこには、汐梨と杏奈がいた

「し…おり…」

光がつぶやいた

私は光の手をそっと握った

すると光は少し驚いた表情をして

強く、握り返してきた


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