風が伝える


「だから俺は1人であいつの家に

行ったんだ」

もうそこに、いつもの明るい竹野くんは

いなくて…

「すぐに、あいつの親父が出てきた。

それで俺に言ったんだ『今日は、ママが

いなのかな?』って…」

ずっとうつむいてた竹野くんが

顔をあげた



< 88 / 195 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop