シロツメクサ~はかない恋の物語~
*過去~晃大side

真理菜…………。


『私、晃大のこと……好きだよ。だから、私が何したのか教えて欲しいよ。避けてるのも、嫌いなのは知ってるよ。だけど前みたいに仲良かったときに戻りたいよ。』

そんなこと言うなよ。
俺だって素っ気なくしたくないよ。
もっと真理菜と話したい。

俺だって好きなんだよ。
だけど、俺みたいなやつが好きになったら迷惑なだけだ。

ほんとごめんな。



『ごめん。俺寝てた。』

寝てなんかいねーよ。寝れるわけねーだろ。

なのに、嘘なんかついて。
母さん、俺こんなんなっちゃったよ。

親父、嘘はつくなって言ってたのについちゃったよ。

ほんと親不孝ものだよな。

『あ、そうだったんだ。ね、晃大。今度会って話そう。お願い。』
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