黒猫屋敷
『嫌ゃぁあああああああ!!
アッヅィィイイイイイ!!』
女が自分の頬に手を
当て始めた。
だが
ロウソクが当てられているのは
女ではなく、赤ん坊だ。
『イタカロォオオ。。。
モット苦シメェエエ』
老婆はニヤリと笑ながら
さらに赤ん坊の頬に
火を近づける。
頬は爛れ血が流れ
腫れが増している。
『イヤァアアアアアア!!!
イタィイイ!!』
涙が流れさらに
痛みが
激痛が走るが
彼女の頬には傷ひとつない。
『ゴ、ゴメンナサイ…ウワァアアアア』
女はバタバタと、もがきながら
ふいに謝り出した。
『オマエ…コウシタンジャロ??
自分ノコドモ…死んだら埋めた。』
『コウモシタナ……』
老婆はそういうと
『ワルイコネェ。
ワルイコネェ。』
というと赤ん坊の
眼球をこじ開けると
糸が通してある針を
手に取った。
『嫌、、嫌!!ゴ、ゴメンナサイ!
ゴメンナサイゴメンナサイ!!!
イャダアア!
イヤァアアアアア!!!』
老婆は赤ん坊の眼球に針を刺した。
『アガギャアアアァ!!
ヴギァッァアアア!』
赤ん坊と女の体が激しく痙攣し出す。
『目はカタカネェ。』
老婆はそう言うと
赤ん坊の目を閉じると
上瞼とした瞼を縫い始めた。
『ヴァアアアアアアア!!
ァアアア!!イタァアアイィイ!!』
『ギャアアアヴギァッヴギァッ!!』
暗闇で赤ん坊と女の
泣く声だけがひびき渡る。
彼女の男はあまりの恐怖で
気を失い倒れている。