黒猫屋敷

黒猫はそろそろ飽き始めたのか

モニターの画面を切り替えると

入り口に、溜まり限り溜まった客を
思い出した。






黒猫は慌てて入り口の
待合室に入ると

お客からお金をもらい

屋敷内へと続く長い廊下へと
連れて行くとまたモニター室へと
戻って行った。



ひとまず溢れているお客を
黒猫は屋敷内へと通すと

適当に、ボタンを次々に押した。


時間をずらしながら
20室全てにお客を落とすと


ゆっくり座りながら
モニターを見始めた。


最初のカップルが
終わり外へ出るのを確認すると
再びモニターを眺めた。

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