いつまでも。
途端に目を輝かせその男に質問攻めが始まった。


「なぁなぁなぁ!!あんさん強いねんな!!羨ましいわぁ!!いつから刀握っとん?どこの流派?いくつ?どこの道場?どこの試衛館?名前は?うち宮磨鏡華いいますねん?」


男は少し困り気味で答えた。


「俺の名は土方歳三。
歳は17だ。
ここの少し向こうにある試衛館で流派は……てお前……今の見て恐くねぇのか?見た感じ餓鬼じゃねぇかよ。」


「別にええやないの!!うちはもう舞とか散々あきてきてん!!ええ加減剣の稽古なんかしたいんや!!」


「ほぅ……」


まるで鏡華の体を舐め回すようにしてみて、言い放った。


「おい餓鬼!!」


「何やねん!!うちには鏡華言う名前があるねんけど!!」


「そんなことはどうでもいい、お前石田散薬って知ってるか?」


「?何それ」


「薬だよ薬、く、す、り!これを酒と一緒に飲めば打ち身切り傷なんでもこいさぁ!お肌も良くなるぜ?」
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