恋の扉を開けて
12月に入った。
会社の上司である田中さんが香港へ出張されたので、業務はいつもより手薄になりつつあった。
「みどりちゃん、田中さんはいつ帰国予定なの?」
同僚の近藤みどりは今朝から新しいネイルサロンをネットで検索中だ。
「年内はずっとあっちみたいよ。クリスマスはご家族と向こうで合流って聞いてる。」
「そうなの?」
「うん。有休取ってもいいってよ。」
「みどりちゃんはどうするの?」
「私は予定ないから電話番かな。」
「そう。」
「るりちゃんは?彼氏と予定ないの?」
「彼はいないけど家でもバイトしてるから有休取ろうかと思って。」
「他にもバイトしてるの?」
「うん。少しね。」
「いいよ。私は大丈夫だし、他の社員も適当に休んだりしてるから。」
「うん。ありがとう。」
私は考えた。
専務に相談してシフトを増やせるか、ティーマイスターの学習時間に当てるか、この際両方欲張ってスケジュールを組めたらと思い、わくわくしてきた。
会社の上司である田中さんが香港へ出張されたので、業務はいつもより手薄になりつつあった。
「みどりちゃん、田中さんはいつ帰国予定なの?」
同僚の近藤みどりは今朝から新しいネイルサロンをネットで検索中だ。
「年内はずっとあっちみたいよ。クリスマスはご家族と向こうで合流って聞いてる。」
「そうなの?」
「うん。有休取ってもいいってよ。」
「みどりちゃんはどうするの?」
「私は予定ないから電話番かな。」
「そう。」
「るりちゃんは?彼氏と予定ないの?」
「彼はいないけど家でもバイトしてるから有休取ろうかと思って。」
「他にもバイトしてるの?」
「うん。少しね。」
「いいよ。私は大丈夫だし、他の社員も適当に休んだりしてるから。」
「うん。ありがとう。」
私は考えた。
専務に相談してシフトを増やせるか、ティーマイスターの学習時間に当てるか、この際両方欲張ってスケジュールを組めたらと思い、わくわくしてきた。