恋の扉を開けて
俺はルリルを拾い、ファミレスに入った。

彼女は温かいスープを注文した。

「で、相談とは?」

「遅くにすみません。」

「俺は構わないがそんなに急ぐことなのか?」

「はい。どうしても今でないと。」

「やれやれ。」

「勉強したいことがあるのです。」

「ルリル。俺は賛成しかねる。」

「なぜですか?まだ話してもいないのに。」

「君の学習意欲には頭が上がらないが、それに割く時間がどこにある?」

「それをご相談したかったのです。」

「一応聞こうじゃないか?」

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