Dear.
二人の祝言が終わってからほぼ3日目の夜
のの日もいつものように新選組の屯所の屋根裏を走り回って仕事をしていれば.....
おーおーおーおー、何さかっとんねん
この野郎。
出会いたくない場面に遭遇、それも慶ちゃん気ぃ失っとる
「は、最低やな」
いつもなら無言ですり抜けられるもののこの日はたまたま口からポロリと言葉が漏れた
それに新選組の一番組組長が気づかないはずがない
ギロリと怖い目で天井、つまりわいを睨んでる
「しゃーない」
斬られてしまうかもなー、と思いつつちゃっかし、苦無を常備してその部屋へと飛び降りる
「覗くなんて趣味悪いよ山崎君
そんなに発情してんなら、春画でも見とけば?」
あー、腹立つ
こいつのこういうところが嫌いなんや
※春画・・・昔でいう大人の本