Dear.

「若いって...
一応、土方さんよりわい年上。」



「.........え?あ...へぇ。」



あまりにも驚きすぎてそれらしい反応が出来ない


それは山崎様が若く見えるのか...もしくは土方様が老、大人っぽく見えるのかはよくわからないが。



「なんや、驚いたんか?」


クスクス、と笑って私をかがみこんで見てくる


「意外だな、と。
ん?てことは総司とは同い年ではないんですね。」



あまりにも遠慮のない二人の関係に同年齢かと思っていたのに、意外と年が離れていることに驚く



「まあ、そやな
あいつは年下の癖に生意気やな。
敬う気持ちが一欠片もあらへんな。」


「でも仲がよろしい事はいいことじゃないですか?」


いつも遠慮なしになんでも言い合えるなんて最高の仲だと思うのだが、山崎様はそうは思わないらしくうげっ、とした顔をして見せる


「あいつと仲良くしても特せえへん。

というか、総司と仲良いのは慶ちゃんの方やろ?」


ビシッと、指をさされてドキッ、と一瞬心臓が跳ねてしまう


私と総司が仲良い?


「私は...そうは思わないですけど..、


なんか総司は私に同情というか、兄をなくして親切にしてくれてるんだと思いますよ。」



もしくは、私と兄を重ねて見ているか。


どちらかだと思う。




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