白姫*


私が帰ろうとすると、


目の前に見たことのある車が止まった



叶「今帰り?」


理「あぁ、乗って行きなよ」


叶「うん。よろしく」




私は、車に乗せてもらった



でも、助手席にしか座れなかった



後ろには資料が沢山だったから






叶「………千夏さんのこと聞いた?」


理「…………ああ」




そのとき、急に理貴は車を止めた





叶「理貴っっ?!」




白い布を


口元におかれた



睡眠薬…





一瞬でわかった



でも、最近そういうのがなく



少し吸ってしまった



私は息を止めて


助手席を後ろに下げた



叶「理貴………っ…」




やばい、少し吸い過ぎた…



理「…どうせ、


  わかってたんだろ…


  悪いが、



  俺のほうが一枚上手だ」








くそっ





ちくしょ…………う…………


















ーーそこで、意識は途絶えた











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