白姫*


理「そう



  俺はずっとずっと愛してた



  君をずっと手に入れたかった



  君が一年前、


  みんなと体を重ねだしたときは


  気が狂いそうになったよ



  だけど、それも


  君なりの素敵な優しさだったんだよね」




…狂愛だ………







叶「………そう」




そう聞くと、


理貴はこっちに近づいてきた



確かに怖いけど、



ここで感情を爆発させるのは





私の確実な負けだ




あとの問題は、









理「叶恵っ…」




私の耳を軽く噛む




叶「………っ………」



感じなければいいのに………



彼は頬にキスを落として指が

私の口の中へと入っていく………



叶「………ぁ……」



気持ち悪いのに


感じなければいいのに



なんで体だけは素直なんだろうか




どんなに殺し屋の時でも



体だけは素直だった



傷だってとても痛むほどに………





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