白姫*


でも、その循環は少しずつ





少しずつ形が、道が、かわっていくのです。











その日、私は犯されなかった








ずっと、泣きじゃくる理貴を






抱きしめていたのだが、




とりあえず、寝室で


ベットに座っていた…………






理「もう、やめようか」




叶「…どうか、した?」



理「その人、知ってた………




  俺、叶恵を手に入れてから



  仕事が上手くいきすぎていたんだ







  だから、

  聞かれたんだ、なにか、


  あったのか………………と………




  で、その時


  セフレ誘われた……



  でも、俺が断ったら


  『ごめんなさい


   こんな形での会い方は、



   間違ってますよね





   私、また出直します



   好きになったら…

   いつでも言ってください』って」


叶「なるほど…それで、



  その人に変えられたんだね…………?」



私の胸の中で、コクリと頷く理貴




叶「…うん。うん。理貴は偉いよ


  頑張ってみたら?


  私は、理貴がちゃんと克服できるまで



  ずっと支えてあげるから…ね?」



理「叶恵っ…………」




私の腰に回されていた

理貴の腕に力が入った





そして、そのまま二人で眠りについた…












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