白姫*
俺らは、息を呑んだ……………
叶「恐怖。
それしか感じてないのでしょう?
私が十数年生きてきたのは
コッチの私
コッチの私は怖くて
いい子ぶりっ子の偽善者の私が好き?
ははっ
変な妄想癖作ってんじゃないわよ
笑わせないでよね」
叶恵の無機質で冷淡な声が響いた
だが、また表情は
ニコニコとしだす
叶「私が闇の組織を逃げ出したところから
私の『闇』としての
最大のショーは始まってたのよ
私の思惑通り、
信じて裏切って信じて
私を愛してくれて、
みんなありがとうね?」
あぁ、悪魔だ。
結城は何かを叶恵に投げつけた
叶恵は避けもせず
・・
肩に当たったソレを見る